公開日:2022/03/31
カテゴリー:売る時の知識
違法建築物の売却と住宅ローン
実は先日、違法建築物を売りたいとの相談があったので、 今日は違法建築物の売却と住宅ローンについてお話します。
違法といってもいろんな種類があるのですが、 今日は建ぺい率と容積率がオーバーになっている物件についてです。
住宅ローンは基本的には違法な建築物にはお金を貸しません。
しかし、絶対ではありません。
一部の銀行では10%位オーバーまでは対応してくれます。
つまり、100平米の土地で建ぺい率が60%の地域では60平米までしか 建築できないですよね。
一部の銀行銀行では... 66平米までは許容範囲としていることもあります。
では、本題に戻りますと 売りたい物件がこの建ぺい率10%オーバーどころか20%もオーバーしていれば 違法建築物ですから、買い手が住宅ローンを組む場合には難しい事になります。
買い手が買いにくい物件、つまり査定額が極端に低くなる恐れがあります。
もちろん現金で購入のお客さんがいない訳ではありませんが。
一般的には住宅ローンを組んで不動産を購入になるケースが多いです。
では、高く売りたい場合にはどうすればいいのか??
解体したほうが良いかもしれません。←コレは最悪の場合ですが。
査定には解体費用の考慮されるので、 土地のみの場合より最低額が低くなってしまうことも考えられます。
売却を考える時にはこのような点も考えて査定額を出されていると 理解していただけるといいのではないでしょうか?
売却は購入時よりも、営業マンやその会社の提案力によって差が出ますよ。
今日はここまです。