公開日:2022/08/18
カテゴリー:売る時の知識
今日は、
「解体して売却するメリット」
です。
中古物件として建物の評価は木造で25年までが目安とされています。
つまり、築25年の物件は土地の評価額が基準となって実際の現場では査定されています。
と言うことは...
築25年で建物評価が出ない物件であればケースによっては解体費を土地
査定金額から引かれてしまうこともありえるのです。
では、例を出してお話します。
土地広さ30坪、建物広さ28坪、木造2階建て住宅、築30年、近隣土地相場(坪単価60万円)
上記の条件の不動産をあなたが売りたいとお考えだとします。
通常は建物が築30年の場合には査定の評価を出せない事が一般的な考えです。
つまり、査定金額は土地広さ30坪×近隣相場坪単価60万円=
1800万円となる場合が一般的。
ところが不動産屋は解体して売ることを前提に物事を考えているので、
1800万円で売れる可能性がある物件から解体費用(250万円)を差し
引くすると、1550万円の査定金額になってしまいます。
※解体費はあくまでも目安です。
もちろん古くても古家付きが欲しいというニーズもあるのですが、
正直ニーズとしては少ない。
それよりも解体して売地として販売する事で、購入者も駐車場用地や新築を建てるための用地として考えられるなどさまざまなニーズに対応できる不動産に生まれ変わります。
不動産を高く売るためには、ニーズの高いものを作る事が大事です。
中古住宅として販売が難しいと判断された場合には解体することで早く売れる可能性も、高く売れる可能性もグッと上がります。
一般の購入者が求めているものを作る事も売主の知恵です。
少数のニーズよりも多数のニーズがある商品を考えてみると答えが見つかると思いますよ。
さぁ~ここでもう一つ!
業者の買取査定を引き上げる方法を伝授しましょう。
なぜ、業者の買取査定を挙げる方法を知る事が大事かというと、あなたの家を買いたいと手を上げてくれるのは、一般ユーザーに限らずに、不動産業者も買いたいと手を上げることもあるのです。
業者の買取というと、一般の相場金額よりも低い価格なるのが常識。
通常は一般相場の5~8割程度価格が買い取り額といわれています。
ただ、中にはかなり低い査定を申し出てくるケースもあります。
業者の言いなりで安く売る事はあまりにも危険です。
業者は買い取る場合には、買取後のリフォームして販売するケースと解体して、新築建売などにするケースがあります。
実は、リフォームして販売しても利益はそれほど出ません。
かつ瑕疵担保の問題などもあり商売としてはそれほど得では無い!
しかし、新築の建売にすれば確実に利益の額が高くなります。
ちなみに、業者により違いはありますが、建売の利益は500~900
万円近いといわれています。中古のリフォーム後の販売では50~
300万円位と言われています。
そこで、業者の買取査定を引き上げる方法とは...
業者が買取した後にどの様な商品にして販売するのかを聞き出し、新築プランなら、中古で販売する場合よりも利益率が高い点を理由に若干でも査定金額を上げてもらうように交渉してください。
ケースによりますが、100万円近く買取金額が上がるときもあります。
ただ、単に他社との査定金額を比較しても買取金額は上がりません。
この手法は少し違いが出るので上手に利用してみるといいですよ。
では、今日はココまでです。