公開日:2024/11/22
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過去にも何度となく繰り返されている、建売や注文住宅などの住宅事情の売れ行きが下降なんですが、今回と言うか、今からの未来にもこの下降傾向は続くと予想している方が多いです。
その理由を少しあげてみます。
1,金利上昇
これは、皆様も気づいている金利上がってますね。
しかし、これは、日銀が改善すればどうにかならなくもないのだが・・・
2,材料の高騰
コロナウイルス以降に、生産の問題でウッドショックなどをいう事態
その後も、様々な材料の生産の問題が起きて材料不足ですよね。
これは、徐々に回復しているのですが、言うなら一度上げた値段ってなかなか下がりません。
3,インボイス
一人親方みたいな大工さんからも消費税の支払い義務を課した。
これによって、ベテランをはじめ大工さんなどが職を辞める事態になり、人手不足で、人件費がアップすることと繋がりました。これが、かなり大きなダメージを与えていると私は感じています。
4,人口減少が加速した
これもお気づきですよね。日本は人口減少が進んでいたんですが、加速しています。
パワービルダーではローコストの建売を売る事で、未来に買うであろう顧客の年齢層まで既に食いつくしたとも言われております。
この4つを見て、一般の方も不動産市場が厳しいのがわかると思います。
来年ぐらいから、大手の建売業者でもリストラが加速するのではないかと思います。人が減れば、無理して買う必要がなくなりますよね。人口減少=買う人が減るわけですから、ドンドン建てて商品化して売れずに苦労するより、一つの物件で利益を確保すべく値引に応じない方向にシフトする事で、現在のような物件の過剰供給と言われる状況をなくす方向に徐々になると思います。
仕入れ価格も今までのような強気(高い価格の買取)の方向から、叩いて買う方向に行く、つまり、市場の平均価格も下がる、現在も下がりつつありますが、その下落速度が加速すると思います。
しかしながら、市場で出てくる物件価格が下がったと感じる事はないでしょう。
なぜなら、物件を商品化するまでのコストは上がっているからです。
大工さんの人件費もアップ、材料費もアップ
しかし、利益を確保するには、土地を安く買うしかないよねという事です。
不動産売却を考えている方々は、慎重な判断を求められる時代に突入します。
ニュースなどでも、最近では不動産価格の上昇って言葉も東京都心部以外では聞かれなくなりました。
弊社のお客様には、号外で相場データをお送りしたので既にご理解している方も多いですよね。
売却は任せる不動産業者によって大きく変わります。
よく考えて売却を任せて安心な不動産業者を選びましょう。