公開日:2023/10/23
カテゴリー:売る時の知識
売却査定には、机上査定と訪問査定の2種類があります。
机上査定は、室内なども観ていない状況での査定です。
そんなことは、わかっていると言われる場合もありますが、少し付き合ってください。
築年数によって、机上査定から訪問査定に切り替えた時に査定額の変動に特徴があるんです。
目安は築年数10年
築10年以上の物件は、机上査定時よりも訪問査定によって査定額がUPする可能性が高いです。
逆に
築10年未満の物件は、机上査定時よりも訪問査定によって査定額がダウンする場合もあります。
なぜこのような傾向や特徴が出るのかを説明します。
机上査定とは、そもそも室内も観ていませんから、築年数なりの経過を予測して査定します。
基本的に、新築住宅には10年保証が付いている関係で、メンテナンスをあまりしない売主さんもいます。
そうすると、室内や建物を実際に見た場合に、経過年数の割に傷んでいる物件が存在します。
もちろん築年数なりの予測はした上で机上査定を行いますが、それよりも傷みがあるとマイナス査定となります。
これとは逆に、築年数20年の物件などでは、定期的なメンテナンスもですが、リフォームの有無が大きくプラス査定になる。
リフォームは室内に限らず、水回りや給湯器などが交換されているとかなりのプラスです。
このように、築10年以上の物件では机上査定より訪問査定を行う事でプラス査定になる可能性があります。
また昨今は、机上査定額を高く出し、とにかくお客様に会う事を優先した不動産業者も増えています。
築年数の目安で、机上査定の金額よりもプラスになるのか、それともマイナスになるのか?
こういった査定の特徴も理解して頂くと、依頼すべき不動産業者、任せて安心の不動産業者を選ぶことができます。
参考になれば幸いです。