公開日:2023/10/12
カテゴリー:売る時の知識
不動産を売りたいとお考えの方が、まず浮かぶ問い合わせ方法は
1,一括査定
2,買取業者のHP
3,ポストに入る売り物件求むのチラシ
などなど
不動産売却査定をお願いしたら、査定書が送ってきます。
インターネットの普及で一般の方でもある程度の相場を把握できる時代です。
その中でも、少し高く査定書の金額が出る不動産業者がいます。
売主であるお客様の心の中は、やっぱり
高く売りたい
ところが現実の取引では、買いたいと言うお客様が買うという値段が市場価格なのです。
つまり、不動産業者が出している値段=高く売れるとは言えない。
あくまでも売出しの目安なのです。
そして、昨今はタイトルにも書いた、高預かりというものがあります。
高預かりとは
売れる値段に関係なく、相場よりも高い値段で売却物件をあずかる行為
え?そんなことしても売れなきゃ儲からないでしょ?
と、お客様が思うのですが、不動産業者には、一定の数、売り物件を預かるだけで、売れなくても歩合が付く会社が存在します。
だから、他社よりも高い値付けを行う、そして物件を預かってから、値段を下げて下さいと言いだす手法があります。
早い会社だと、預かって一週間で値下げ要求をされる場合もあります。
※昨今は、売れなかった場合、売れないなら家をリフォームして売りましょうとか、リフォームし住み続けましょうという、最終目的がリフォームであり、最初から売却が成立しないとわかっている高値でも、預かり、お客様と仲良くなり、売れないとあきらめるタイミングに、リフォームを受注する手法の不動産業者も現れております。
では、本当に売る気があるのか?
それとも、営業マンの給与UPを狙った値付けなのか見極める方法を書きます。
営業マンへの質問は
「この物件を御社で買い取るとなるといくらになるかも教えて下さい」
これで単純に高い値付けなのかがわかります。
一般的に、買取は査定額(売れる値段)の70%程度
仕入れがきつめの会社でも65%程度
他社からも色んな査定書が届くから、その時点であなたもこのくらいが売れる値段だとは想定出来ているはず。
しかし、少しでも高い値段で売りたいから、高値査定の会社に相談してしまう。
そこで任せて下さい。
その言葉を信じてしまって、売れないまま半年以上経過して、タダのつぶし物件扱いになる。
他社の相場が2500万円の相場だったとして、3000万円の値付けの会社があったら要注意です。
その場合は、先ほどの「この物件を御社で買い取るとなるといくらになるかも教えて下さい」
と言いましょう。
そして、その買取金額が1950~2100万円だったら、高値設定ではない可能性が高い。
その買取金額が万が一、1800万円以下の場合は、とりあえず預かりたいだけの高値設定である可能性が高い。
少し、他社よりも高い値付けの会社の場合は、買取額を出してもらいましょう。
そして、その金額が査定額の65%未満の時は、その会社が本当に売る気があるのかを疑いましょうね。
あくまでも目安だけど、参考になれば幸いです。
では、今日はここまでです。