公開日:2023/07/27
カテゴリー:売る時の知識
こんにちは
天気予報で、日本地図の色が赤でなく紫色が多くて驚いています。
どれだけ日本は暑くなっているんですかね。梅雨前線も関東よりも明らかに北に位置してますね。
おっと、話がそれました。
今日のテーマは
不動産の場合は高額査定にだまされるな!!です。
高額査定=高く売れるとは限らないと言うのは前々から言ってますよね。
でも、売主さんの期待は高く売って欲しいですよね。
査定書の内容が本当に正しい値段などのかを見極めるための魔法の言葉をお伝えします。
「御社で買取の場合は、おいくらですか」
と聞いてください。
たったこれだけです。
この買取の数字が査定額の7割程度、悪くても6割程度の金額であれば、高額査定でなく、本当に成約する価格帯で査定書を作っていると言えます。
実は、大手や一部の不動産業者では売りたいと言うお客様の媒介契約を取ると歩合給やボーナスがプラスになるといった給与体系が存在します。
だから預かり物件が売れようが売れないだろうが、物件を預かる事に集中する営業マンがいる訳です。
売主さんは、様々な事情から、売りに出している訳ですから真剣なのに、そのお気持ちを踏みにじってしまう行為を行う不動産業者もあるという事です。
ここで例を出しときます。
最初の査定書が2500万円だったとしましょう。
買取の場合はおいくらですか?と聞いて、1750万円(7割)が、出てきたら当初の査定額は本当に売れる値段で査定してきているとも言えます。※1750万円よりも高いと尚良い
つまり、最初の査定額が他社よりも高く3000万円の物件で出して来た不動産業者があったとして、買取金額の場合はおいくらですか、と聞いてみて、上記のように1750万円と言って来たら、掛け目は58%となりますから、明らかに売りの媒介を取る為だけに査定金額を高く設定していると言う判断が出来る訳です。
極端な言い方ですが、売る事が目的でなく、営業マンが自分の給与を上げる為だけの査定金額なのです。
通常、訪問査定をお願いしても、媒介契約する1社にする前に3社ほど訪問査定をお願いする事になると思うのですが、値段だけが他社よりも高い不動産業者の場合は、必ず、買取の場合の金額を出して下さいとお願いして、金額の掛け目をチェックしましょう。
その答えで正しい値段(成約するであろう値段)を把握できます。
弊社で預かった物件の売主さんのお話では、大手のある営業マンは値段を高く預かって、1週間後に値下げを要求して、下げなきゃ売れませんと媒介期間の3か月毎週値下を要求されたとおっしゃっていました。値下げを断ると、広告の掲載場所を少なくされるなどの行為があったらしくて、弊社に媒介をきりかえて下さったというケースもありました。
媒介依頼をする不動産業者を選ぶのはとても大変ですよね。
なんだか、査定額が他よりも高いと感じたら、
魔法のトーク「御社で買取の場合は、おいくらですか」を是非ご活用下さい。
追記
机上査定は、物件の室内を含め何も見ていない状態。つまり、マイナスポイントが無い状況の査定額です。
高額査定の会社ほど、訪問査定時にマイナスが増える傾向にあるという事も理解しましょう。