公開日:2023/07/09
カテゴリー:売る時の知識
不動産の売却は、次の住まいが決まっている方もいれば、売れてから考えると言う方もいらっしゃる。
買主さんの心の内はどうかと言うと、買主さんのケースは賃貸からステップアップとして購入という流れが多い。
つまり、賃貸物件の更新の時期とかを気にしながら売買物件を検討している方が多いのです。
それは何を示すかと言うと、引き渡し時期が明確ではない物件は検討しにくい物件になるのです。
いわゆる引渡日が「相談」となっている中古不動産の場合
契約後3月程度ならまだ可能な方もいるけど、本音を言うなら、契約後1月で引越したいという買主さんが多い。
※実際に住宅ローンを組み物件を買う場合は、1月程度の期間が必要になります。
引渡しまで半年待ちますと言うお客様もいなくはないんですが、
割合としては少数です。
目安としては契約後3月で明け渡す、本音を言えば1月で明け渡す。
これが高く売れる秘訣とも言えます。
居住中の家より空家の方が、早く売れるのも事実です。
早く売れると言うのは、段階的に値下げもしないで売れる訳ですから、やはり高く売れている可能性大!
待ってくれる買主さんの場合は、待つ期間のリスクを物件価格で交渉してくる方が多いです。
買主さんのリスクとしては、契約後の部屋の汚れ、傷や凹みなどなど・・・
3か月程度でそんなに変わらないだろうと売主さんは必ずおっしゃいます。
でも、買主さんのお気持ちになって考えたらやはり、不安を消せと言う方が無理ですよね。
だから先ほど言った、空家の方がスグ売れるという結果になる訳です。
その対策として、不動産業者が言うのは、「売れた場合は一時的に賃貸に住んでください」と言う。
売主さんはこの言葉に怒る方は結構多いです。
とは言え、売れなきゃ次に行けないなどの事情がある場合は、それも視野に入れる必要がある。
それも嫌だという事であれば、不動産業者の買取値段で売りを確定させる必要があります。
特に、住宅ローンの残債がある場合は、売れた値段で借入額を返せない場合などは、次の家で、
その足りない金額を上乗せするなどの方法を選択しなければなりません。
その為には、いくらで売れるのかを確定する必要がある訳です。
少し話がそれました。
とにかく、中古不動産としてあなたの不動産を売りに出し少しでも高く売りたい場合は、
引渡時期を明確にし、かつ、早めに引き渡す事を最大限努力するべきとも言えます。
買主さんが、どのような事で、どのような悩みを抱えているかを気にしながら、
売主さんの物件がいかにイイ物件なのかを伝えている不動産営業マンは意外と少ないんですよ。
提案力が、売主さんの不動産の価格を左右しますよ。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。