公開日:2023/06/05
カテゴリー:売る時の知識
不動産価格はまだ上がるのかと聞かれることが多くなってきました。
不動産業者によって意見が異なる部分であると思いますが、私は上がると思います。
上がると言っている、不動産業者のほとんどが、物件すくないですからね~と言います。
物が少ないと希少価値的な部分で上がるのは一般的な商品に共通します。
でも、不動産の場合は元々が希少価値のある商品で、同じものが存在しないわけです。
このあたりは、お聞きになった方も多いですよね。
もう少し踏み込んで、不動産業者の事情も関係しているので付け加えます。
物件が少ないと不動産業者の仕事ではどのような問題が起きるかというと、
媒介契約がなかなか取れない状況になります。
物件が少ない訳ですから、売りたいと言うお客様を同業者で取り合う訳です。
それは、売主さんの立場から見れば、高額査定の会社にお願いする。
売主さんは、高額査定=高く売れる
そうお考えの方が多いです。
となると、媒介を取りたい業者はとにかく値段を高く査定していくと言えます。
結果として、広告に掲載される物件の値段がどんどん高額になると言う訳です。
今の値上がり率は、本来買いたいと不動産を探しているお客様との感覚の開きがすごい!
明らかにその現象が起きています。
売れない値段でもなぜ物件を預かりたいのか?
これは、新しい物件を広告する事で、一定数のお客様がお問合せをしてくる確率がUPするからです。
値段ではなく、場所にこだわっているひとがいるのも事実なのです。
その結果、売りたいと言うお客様が少ないと、不動産の都合で、ドンドン価格が上がっていく、つまり買うお客様が居なくても物件価格が上昇していくと言う現象が起きるのが不動産特有の特徴です。
一般の物(商品)であれば、欲しいと言う人に対して、買う人が多いから値段が上がる。
よく言う、ニーズとウォンツってありますよね。
不動産に置いては、このルールもあるんですけど、
単純に売り物件が少ないと、先ほどのように買主が居ない状態でも、値段がどんどん上がると言えます。
売り手市場であるとは言われていますが、実際には、買主さんもネットの普及で、妥当な値段や正しいと言える値段を簡単に調査できる時代になっています。
私の商圏の西船橋周辺の場合(駅前を除く)、高すぎる物件は値段を下げないと結局売れません。
その事実をしっかりと説明する不動産業者は実は少ないんですよね。
少し、まとまりの悪い内容となってしまい申し訳ありません。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。